ティーンの居場所は、固定しない方がいい 4

④ 進路は一つに決めなくていい

ティーン期になると、
急に「進路」という言葉が重くなる。

どの科目が得意か。
どの高校に行くか。
大学か、就職か。
将来、何になるのか。

まだ経験も少なく、
世界も狭い段階なのに、
一つの正解を早く決めることが求められる。

でも、はっきり言う。
進路は、一つに決めなくていい。

むしろ、
一つに決めようとする方が危うい。

理由はシンプルだ。
10代の時点では、
自分に合う場所も、
向いている働き方も、
まだ見えていないからだ。

学校の成績。
今の友達。
今の興味。

これらは、
将来の一部にはなっても、
全体を決める材料にはならない。

それなのに、
「この道で行くしかない」
「ここで失敗したら終わり」
という前提が入ると、
進路そのものが重荷になる。

多様性社会では特に、
一本道の進路はリスクが高い。

文化も価値観も違う中で、
一つのルートに全振りすると、
合わなかった時に立て直せない。

だから必要なのは、
仮の進路という考え方だ。

今はこれ。
合わなかったら、次。
少し遠回りしてもいい。
止まってもいい。

進路は、
完成させるものじゃなく、
更新していくものだ。

学校経由でもいい。
仕事経由でもいい。
技術を身につけてもいい。
一度外れてから戻ってもいい。

どれも、失敗じゃない。

大人になれば分かる。
多くの人が、
最初に選んだ進路とは
違う場所に落ち着いている。

それでも、
ちゃんと生きている。

ティーンに必要なのは、
「正しい進路」じゃない。

  • 選び直せること
  • 方向転換できること
  • 立ち止まっても価値が下がらないこと

この感覚だ。

進路を一つに固定しないことは、
逃げでも、妥協でもない。

壊れないための設計だ。

居場所と同じで、
進路も分散していい。
仮でいい。
途中変更でいい。

それができる子は、
結果的に長く生き残る。

次は、
このシリーズのまとめを書く。


#教育 #多様性 #ティーン #子育て #進路
この話は「教育」カテゴリにまとめてあります。

コメント