ティーンの居場所は、固定しない方がいい 1

① 「ここしかない」を作らない

ティーンの悩みで、
一番重くなるのは何か。

それは、
居場所が一つしかない状態だと思っている。

学校。
クラス。
友達グループ。

そこがすべてになると、
うまくいかなかった瞬間に、世界が終わる。

でも、これは
本人の問題というより、
大人が作ってしまう前提でもある。

「学校が生活の中心」
「友達関係がすべて」
「ここでうまくやれないと先がない」

こうした空気は、
知らないうちにティーンを追い込む。

多様性社会では特にそうだ。

人種も文化も価値観も違う中で、
一つの場所に完全にフィットする方が、むしろ不自然だ。

合わない日があって当たり前。
疲れる時期があって当たり前。
距離を取りたくなることも、普通だ。

それなのに、
「ここに居場所を作りなさい」
「友達とうまくやりなさい」
と言われ続けると、
逃げ場がなくなる。

ティーンに必要なのは、
一つの完璧な居場所じゃない。

複数の、ゆるい居場所だ。

・学校の友達
・放課後の活動
・オンラインの世界
・家族
・一人でいられる時間

どれも主役じゃなくていい。
どれも途中参加、途中離脱でいい。

固定しないことが、
安全装置になる。

今日は学校がしんどい。
でも、別の場所がある。

今日は人と話したくない。
でも、一人でいてもいい。

この「逃げ道」があるだけで、
ティーンの世界は一気に軽くなる。

大人はつい、
安定した居場所を与えたくなる。

でも、
多様性の中で生きる力は、
固定しないことで育つ

一つに賭けない。
一つに縛られない。
一つがダメでも、全部が終わらない。

それが、
これからの社会で生き残るための
ティーンの居場所設計だと思っている。

次は、
学校に居場所がない時、どう考えるか。
その話を書こうと思う。


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