日本人が宗教問題を「他人事」にできる理由|4話目

空気で止める日本、制度で止めるオーストラリア

ここまで読むと、
こう思うかもしれない。

「それ、オーストラリアも同じじゃない?」

その感覚は正しい。

結論は同じ。
やり方が違うだけ。


日本と オーストラリア は、
宗教への態度で
同じ前提を持っている。

宗教は尊重する
でも、社会の共通ルールは変えない

ここは一致している。


違うのは、
止め方だ。


日本

  • 宗教は私的な事情
  • 断らない
  • でも通さない
  • 空気で止める

結果:
特別扱いは成立しない。


オーストラリア

  • 宗教は配慮対象
  • 一度は制度のテーブルに乗る
  • 法律・公共性・公平性で判断
  • できないことは、はっきり断る

結果:
特別扱いは成立しない。


つまり、
やっていることは同じ

宗教を理由に
社会のルールを
上書きさせない。


オーストラリアの方が
冷たく見えるかもしれない。

でも実際は逆だ。

断る理由が
文章と制度で示される。

だから
感情論になりにくい。


無宗教の私から見ると、
どちらも
「壊れないための設計」だと思っている。

日本は
衝突を起こさない設計。

オーストラリアは
衝突を管理する設計。


宗教に優しい国ほど、
実は
線引きが冷たい。

それは
尊重しているからこそ。


次は、
なぜ日本では宗教対立が「爆発」しにくいのか。
衝突が起きる前に
消えていく構造の話に進む。


#宗教
#無宗教
#日本社会
#多様性
#海外生活

※この話は「多様性」カテゴリにまとめてあります

コメント