私がブログに残す理由 ― たった一つのブログに助けられた

私がブログを書こうと思った理由は、とてもシンプルです。
2008年に永住権を取ったとき、
たった一つのブログに助けられたからです。

当時は今のように情報が整っておらず、
公式サイトを読んでも分からないことが多くありました。
制度の説明はあっても、
実際にどう進めたのか、
どこで迷ったのか、
そういった「人の体験」はほとんど見えませんでした。

そんな中で、偶然たどり着いた一つのブログがありました。
特別に上手な文章だったわけでも、
完璧な情報が揃っていたわけでもありません。

でもそこには、
実際にその人が悩んだこと、
戸惑ったこと、
うまくいかなかったことが、
そのまま書かれていました。

それを読んで、
「自分だけじゃない」と思えたことを、今でも覚えています。
不安が消えたわけではありません。
ただ、前に進む勇気をもらいました。

だから今、
自分の経験や考えをブログに残しています。
何かを教えたいわけでもなく、
正解を示したいわけでもありません。

これはあくまで、
一つの選択であり、
一つの通過点であり、
一人の記録です。

役に立つかどうかは分かりませんし、
誰に届くかも分かりません。
もしかしたら、
誰の目にも留まらないかもしれません。

それでも、
もし将来、どこかで立ち止まっている誰かが、
このブログの中のたった一つの記事を読んで、
少しだけ気持ちが楽になったり、
「もう一歩進んでみよう」と思えたなら、
それで十分だと思っています。

かつての私が、
たった一つのブログに救われたように。

このブログも、
そんな存在の一つとして、
静かに残していけたらと思います。

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