第3話|ブルーカラーの地位と賃金が壊したもの

「とりあえず大学」が
ここまで強固になった理由。

それは
ブルーカラーの地位と賃金が、長年低く設計されてきたから。


日本では、いつの間にか
こんな前提が刷り込まれた。

・手を動かす仕事=下
・大学に行かない=負け
・現場仕事=一生安月給

でもこれは
能力の話でも
努力の話でもない。

評価と賃金の設計の話だ。


本来、技能職は
・経験値がものを言う
・再現性がある
・社会インフラを支える

にもかかわらず、
日本では
賃金が上がりにくい構造が放置された。

結果どうなるか。


親はこう考える。

「現場仕事は大変そう」
「体を壊したら終わり」
「将来が不安」

これは差別意識じゃない。
現実を見た結果だ。

だから
ブルーカラーは
進路の選択肢から消される


その代替として残るのが、
「大学」。

学びたいことがなくても、
目的がなくても、

👉 とりあえず大学

になる。


ここで重要なのは、
これは
子どもの能力の問題じゃない
ということ。

賃金と地位が低い設計が、
選択肢を奪っている


その結果、

・ホワイトカラーは過剰
・現場は人手不足
・技能は継承されない
・外国人労働に依存

完全な詰みループ


海外を見ると、
この歪みがよく分かる。

・技能職は稼げる
・資格が武器になる
・独立ルートが見える

だから
「大学に行かない」という選択が
逃げにならない。


日本では逆だ。

賃金も
地位も
ルートも見えない。

それで
「多様な進路を選べ」
と言われても、
選べるわけがない。


「とりあえず大学」は、
教育の問題じゃない。

労働と賃金の問題

ここを直さない限り、
進路の話は
何度でも同じところに戻る。


次回は、
海外ではなぜ
「とりあえず大学」が
成立しないのか。

オーストラリアとイギリス、
制度の話をする。


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#労働と教育
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