ケーススタディ①|我が家

― 条件が軽くても、設計がなければ詰む ―

まず、我が家の前提。

・四人家族
・子どもは10代が二人
・借金なし
・ボート生活
 → 家賃なし
 → 水道代なし
 → 電気代なし

ここだけ見ると、
かなり身軽な家計に見える。


収入と制限

・夫(芋):収入は不定期
・私:週15時間までの就労規制中
 → 脳出血の後遺症による制限
・センターリンクからの補助あり

余裕があるわけでもない。
でも、詰んでもいない。

ギリギリではないが、油断はできない状態。


それでも「安心」ではなかった

固定費は軽い。
借金もない。

それでも、
私はずっと不安だった。

理由はひとつ。

設計がなかった。


表では回っていた家計

・毎月は回る
・赤字ではない
・生活は維持できている
・緊急事態ではない

だから
「大丈夫な家」に見える。

でもこれは、
静かに危ない状態だった。


問題はお金の量じゃない

不安の正体は
収入の多さでも
固定費の重さでもない。

問題はここ。

・不定期収入
・労働時間は増やせない
・補助は永続ではない
・判断力には波がある

止まった前提が、設計されていなかった。


さらに致命的だった要素

夫婦の特性が真逆だった。


芋の特性

今特化型
・短期で一気に稼ぐ
・瞬発力が異常に高い
・チャンス反応型

短期に稼ぐ、化け物。


私の特性

長期特化型
・積み上げ型
・瞬発力はゼロ
・一発逆転を狙わない

守りながら、
長期で耐えるタイプ。


何が起きていたか

同じ言葉を使っても、
見ている時間軸が違う。

・今日を取りに行く人
・10年後を設計する人

能力差でも
価値観の違いでもない。

時間軸の不一致。


なぜ話し合いをやめたか

未来の話をしても噛み合わない。
リスクの話をしても通じない。

理解力の問題じゃない。
努力の問題でもない。

処理できる時間軸が違う。

だから我が家では、
話し合いは不可と判断した。


私が選んだやり方

説得しない。
共有しない。
期待しない。

設計を分けた。

・銀行
・投資
・判断
・将来設計

家庭内で
個人経営に切り替えた。

これは冷たさじゃない。
逃げでもない。

壊れないための構造変更。


このケースの核心

・借金がなくても
・固定費が軽くても
・今が回っていても

設計がなければ、家計は静かに詰む。

そして
特性が真逆の二人を
話し合いでまとめようとすると、
必ずどちらかが壊れる。


だから私は
関係を壊さずに、
構造を壊した。


※このケーススタディは
「家庭内設計/ケーススタディ」カテゴリ
にまとめています。

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