80%生活という防御設計|第2話 介護離職時代に崩れない家計構造

介護が家計を壊すのではない

日本では親の介護による退職が増えている。

フルタイムから時短へ。
あるいは完全離職。

収入は落ちる。

でも本質はそこではない。

介護が問題なのではない。
100%依存設計が問題だ。


家計が崩れる瞬間

100%使い切り型の家計は、

収入が10%落ちただけで赤字になる。

20%落ちれば一気に崩れる。

そこで起きるのは、

・貯金の急減
・クレジット依存
・不利な働き方の受け入れ
・精神的な追い詰め

焦りは、選択肢を奪う。


80%設計の強さ

もし最初から80%以内で暮らしていればどうなるか。

収入が20%落ちても、
生活水準は維持できる。

慌てて借りなくていい。
慌てて売らなくていい。
慌てて転職しなくていい。

余白が判断を守る。

これが防御設計。


命金との接続

80%設計は「収入減」に耐える構造。

命金(生活防衛費)は「収入ゼロ」に耐える構造。

両方がそろって初めて、

・焦らない
・恐怖で動かない
・条件を選べる

状態になる。

私は脳出血で倒れ、
8か月世帯収入ゼロを経験した。

減ったのではない。

ゼロ。

あの時間が教えてくれたのは、

稼ぐ力より先に、
構造がいるという事実。


介護時代に必要なのは優しさではなく設計

介護は感情の話にされやすい。

でも家計は感情では守れない。

必要なのは、

・固定費を落とせる柔軟性
・80%以内の生活設計
・命金の積み上げ

これがあれば、

介護は「人生の一局面」になる。

なければ「破壊イベント」になる。

違いは構造。


結論

100%設計は、
何も起こらないことを祈る家計。

80%設計は、
何かが起きることを前提にした家計。

どちらが現実的かは明らかだ。

次回、第3話。

命金と80%設計が人生の自由度を作る。

この話は「① 構造|前提|世界」にまとめています。

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