8番目の世界の不思議|複利という前提|第3話

第2話では、
アインシュタインの名言が
事実かどうかはさておき、
なぜこの言葉が消えずに残っているのか
という話をした。

今回は、
もう一段だけ踏み込む。

なぜ人は、複利を信じきれないのか。

結論から言うと、
複利が難しいからじゃない。

人間の脳と相性が悪いから。

人は基本的に、
「直線」で考える。

やった分だけ返ってくる。
頑張った分だけ結果が出る。
今日の努力は、明日には分かる。

学校も、仕事も、
ほとんどがこの構造。

でも複利は違う。

最初は、
ほぼ何も起きない。

頑張っても、
増えてるのか減ってるのか分からない。
数字で見ても、
「誤差じゃない?」レベル。

ここで脳が混乱する。

人は、
変化を感じられないものを
「存在しない」と判断する

だから複利は、
頭では理解できても、
感覚では信じられない。

さらに厄介なのが、
途中の「無風期間」。

・結果が出ない
・評価もされない
・手応えもない

この期間、
ほぼ確実に
「意味ある?」が出てくる。

でも実は、
この無風期間こそが本体。

複利は、
ずっと静かで、
ある地点を超えた瞬間だけ
急に分かりやすくなる。

逆に言うと、
そこに到達する前にやめた人には、
一生、正体が見えない

だから複利は、
信じる・信じないの話じゃない。

耐えられるかどうかの話。

この前提を持っていないと、
人は必ず途中で
「もっと早く結果が出るもの」に
目移りする。

で、
複利が「効かないもの」になる。

でもここまで読んで
気づいてる人もいると思う。

これ、
お金の話だけじゃない。

健康も、
勉強も、
信頼も、
人間関係も、
全部同じ構造。

積み上げてる最中は、
だいたい地味。
評価もされない。
自分でも成長してるか分からない。

でも、
ある日だけ
「あ、違う世界に来たな」
って瞬間が来る。

複利は、
信じた人を急がせない。

でも、
信じなかった人との差は、
時間と一緒に
静かに広がっていく。

このシリーズで扱っているのは、
「増やし方」じゃない。

耐え方の話。

お金をどう増やすかより前に、
お金を
どういう時間感覚で扱っているか。

それが
③-お金の前提。

次は、
この前提を
「じゃあ、どう使うのか?」じゃなくて、
どう使わずに持つのか
という話をする。

選択肢は、
使わないまま持っていてもいい。
むしろ、
そのほうが強い。

この話は
#お金の前提 #複利 #前提 #人生設計 #世界の不思議
そういう文脈の中に置いてある。

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