2026-02

思考の保管箱

みんな知ってる。でも、誰も渡してない話|第13話

――感情を前提にすると、壊れる理由感情は大事。これは間違いない。でも感情を前提に設計すると、必ず壊れる。感情は、安定しない感情には特徴がある。・体調で変わる・状況で揺れる・疲れると荒れる・余裕があると優しくなるつまり再現性がない。再現性がな...
思考の保管箱

第3話|ブルーカラーの地位と賃金が壊したもの

「とりあえず大学」がここまで強固になった理由。それはブルーカラーの地位と賃金が、長年低く設計されてきたから。日本では、いつの間にかこんな前提が刷り込まれた。・手を動かす仕事=下・大学に行かない=負け・現場仕事=一生安月給でもこれは能力の話で...
思考の保管箱

第2話|30年変わらなかった“進路OS”

今の進路の空気って、実は30年前とほとんど同じだ。・いい大学・いい会社・安定・脱落しないことこの並び、90年代で完成して、そのままアップデートされていない。おかしいのは、現実はとっくに変わっていること。・終身雇用は崩れ・年功序列は形骸化・大...
思考の保管箱

第1話|「とりあえず大学」は、誰の不安か

「とりあえず大学へ行こう」この言葉ほど、思考を止める魔法の呪文はない。子どもに聞く。「何学びたいの?」返ってくる答えはだいたい決まっている。・まだ分からない・みんな行くから・就職に有利だからここで多くの大人は思う。「まあ、大学で見つかるかも...
思考の保管箱

夢が高すぎるんじゃない。給料が低すぎる|十話目(最終話)

― じゃあ私たちは、どこで夢を見るのか ―ここまで、日本の給料、雇用、前提を感情ではなく構造で見てきた。その上で、最後に残る問いはこれだ。じゃあ、私たちはどこで夢を見るのか。一つ、はっきりしていることがある。夢を見る場所は、一つである必要は...
思考の保管箱

夢が高すぎるんじゃない。給料が低すぎる|九話目

― 日本は「稼ぐ国」ではなく、「整える国」になった ―日本がダメになった、という話をしたいわけじゃない。むしろ逆だ。日本は、役割が変わった。かつての日本は、・働けば伸びる・作れば売れる・長くいれば報われる「稼ぐ」ことに、国家全体が最適化され...
思考の保管箱

夢が高すぎるんじゃない。給料が低すぎる|八話目

― 「安定」の正体は、本当に安心なのか ―日本の雇用を語るとき、必ず出てくる言葉がある。安定。安定した会社。安定した収入。安定した人生。それは悪いものじゃない。むしろ、多くの人を守ってきた。でも、一度立ち止まって考えたい。その安定は、今も安...
多様性

多様性があるフリ国家・日本|第2話

多様性は、なぜ「許可制」になるのか前提設定この話も、誰かを責めるためのものじゃない。正しさを競う話でも、怒りをぶつける話でもない。ただ、なぜ日本の多様性が窮屈になるのかその構造を観察する。結論を急がない。答えも出さない。起きている現象だけを...
多様性

多様性があるフリ国家・日本|第1話

前提設定この話は、誰かを批判するためのものじゃない。正解を示す話でも、何かを変えさせたい話でもない。私は、多様性を否定したいわけでも日本を貶したいわけでもない。ただ、構造を観察している。これは思想ではなく、観測ログ。「日本は遅れている」とい...
思考の保管箱

夢が高すぎるんじゃない。給料が低すぎる|七話目

― 外国人技術者の「特別枠」ですら、天井が低い理由 ―「日本は外国人の優秀な技術者を呼べばいい」よく聞く言葉だ。実際、半導体やITの分野では特別枠という形で海外人材を採ろうとしている。でも、ここにも大きな誤解がある。外国人技術者は、確かに日...