2026-02

多様性

多様性があるフリ国家・日本|第4話

教育が単一仕様のまま、多様性だけ叫ぶ矛盾前提設定この話も、教育を否定する話じゃない。先生を責める話でも、親の努力を軽く見る話でもない。ただ、教育という仕組みが、どんな前提で作られているかそれを観察する。理想論は置かない。現場批判もしない。構...
多様性

多様性があるフリ国家・日本|第3話

空気を読む社会に、意見の多様性は存在しない前提設定この話も、誰かを黙らせるためのものじゃない。議論に勝つ話でも、正しさを証明する話でもない。ただ、なぜ日本では意見が増えないのかその構造を観察する。勇気や性格の問題にはしない。仕組みの話として...
前提

可能性は無限。やればできる。

──この二つの言葉が、子どもを静かに殺す「可能性は無限だよ」「やればできるよ」日本では励ましとしてごく自然に子どもに投げられている言葉。でも私は、この二つの言葉に長い時間、殺され続けてきた。言葉は優しい。殴られもしない。怒鳴られもしない。だ...
思考の保管箱

第7話|じゃあ、教育で何を渡せばいいのか

ここまで「とりあえず大学」という前提を壊してきた。でも、壊すだけでは教育にならない。最後に必要なのは、親が何をすればいいのかをはっきりさせること。まず一つ、はっきり言う。親がやるべきことは、正解を選ぶことじゃない。時代も産業も賃金も流れ続け...
思考の保管箱

第6話|なぜ「とりあえず大学は馬鹿だ」と言い切る言葉が刺さるのか

「とりあえず大学は馬鹿だ」この言葉に、反発する人は多い。・言い方がきつい・若者を切り捨てている・努力を否定しているそう感じるのも自然だ。でも同時に、この言葉に妙にスッとする人が一定数いるのも事実。なぜか。理由は単純で、この言葉が刺しているの...
思考の保管箱

第5話|親が「現実」を直視できない理由

教育の話になると、最後に必ず立ちはだかるのが親の不安だ。子どもが不安だからじゃない。多くの場合、親自身が怖い。親は知っている。・大卒でも安泰じゃない・奨学金は借金・ホワイトカラーは飽和・技能職の方が稼ぐ例もある頭では、分かっている。でも、直...
思考の保管箱

第4.5話|オーストラリアでも「大学が前提の場所」と「そうじゃない場所」がある

オーストラリアに住んでいると、「海外では大学に行かなくてもいい」という話が、少し単純化されすぎて伝わることがある。でも実際は、オーストラリア国内でも前提は同じじゃない。場所によって、進路の“初期設定”はかなり違う。私と芋が生きてきたゴールド...
思考の保管箱

第4話|海外では「とりあえず大学」が成立しない理由

オーストラリアやイギリスで「とりあえず大学へ行く」という選択は、ほとんど成立しない。理由は思想でも意識の高さでもない。制度と現実が、そうさせない。まず、学費。海外では大学=高コストがはっきりしている。・学費は安くない・生活費もかかる・多くは...
思考の保管箱

みんな知ってる。でも、誰も渡してない話|第14話

――余白を削ると、判断が死ぬ余白がない状態で「ちゃんと考えよう」は、ほぼ無理。これは気合の問題じゃない。構造の問題。余白がないと、判断力は落ちる余白が削られると、人はこうなる。・即断が増える・短期でしか見えなくなる・極端な選択をしやすくなる...
思考の保管箱

みんな知ってる。でも、誰も渡してない話|第12話

――善悪で考えると、必ず詰む理由問題が起きたとき、人はつい善い/悪いで考えたくなる。・どっちが正しいか・どっちが間違っているか・誰が悪いか一見、整理しているようで、実は一番詰みやすい思考。善悪は、解決を遅らせる善悪で考え始めると、こうなる。...