2026-02

教育

第1話|なぜ日本の教育は「分岐」できないのか

「多様な進路を選べる社会に」この言葉、もう何十年も聞いている。でも現実はどうか。選べているようで、実際に用意されている分岐は、ほぼ一つ。なぜ日本の教育は、分岐できないのか。理由は子どもの能力でも親の無理解でもない。教育が“振り分け装置”とし...
教育

まとめ|「とりあえず大学」という前提を、教育からほどく

このシリーズで扱ってきたのは、大学の是非でも、進学率の話でもない。教育の前提が、30年止まったままだという事実。このシリーズで見えたこと(全体地図)第1話「とりあえず大学」は子どもの問題ではなく親の不安の先送りだった。第2話進路の評価軸は9...
多様性

多様性があるフリ国家・日本|第8話

「理解ある社会」という幻想前提設定この話は、誰かの善意を疑う話じゃない。理解しようとする姿勢を否定する話でもない。ただ、「理解があれば大丈夫」という前提がどこで人を追い込むのかその構造を観察する。日本は「理解」を重視する社会だ日本では、よく...
多様性

多様性があるフリ国家・日本|第7.5話

オーストラリアは、お金の多様性がある国なのか前提設定この話は、オーストラリアを理想化する話じゃない。日本を否定する話でもない。「海外の方が進んでいる」という結論にも持っていかない。ただ、同じ“多様性”という言葉がお金の領域でどう使われている...
多様性

多様性があるフリ国家・日本|第7話

日本では、お金の話が極端に避けられる。・収入差・資産差・借金の有無・家計構造全部、「個人の事情」として箱に入れられる。結果、見えなくなる。制度が前提にしているお金のモデル制度が想定しているお金の前提は、今もかなりはっきりしている。安定収入が...
多様性

多様性があるフリ国家・日本|第6話

家族の多様性は、なぜ制度の外に置かれるのか前提設定この話は、どんな家族が正しいかを決める話じゃない。結婚する・しない子どもを持つ・持たない離婚する・しない価値観の優劣を語る気もない。ただ、家族という単位がどんな前提で制度設計されているかそれ...
脳出血

1-7.5|救急車の中で、私が最後に言った言葉

救急車の中で、私が最後に言った言葉を、あとからカイトに教えてもらった。「everything’s gonna be okay」自分では覚えていない。その瞬間の記憶は、ない。でも、その言葉だけはカイトの中に残っていた。その夜、家族みんなで泣い...
思考の保管箱

ゴールドコースト教育観察記|第4話

私立校が「絶対に言わないこと」私立高校は、説明会でもパンフレットでも、とても整った言葉を使う。・安全な環境・高い進学実績・手厚いサポートどれも嘘じゃない。でも、絶対に言わないことがある。私立は「万能」ではないまず、これ。私立に入ったからとい...
思考の保管箱

ゴールドコースト教育観察記|第3.5話

私立高校は「学力」ではなく「階層」を買う場所私立高校を選ぶ理由として、よく語られるのはこうだ。・大学進学率・教育の質・サポート体制でも、親たちが口に出さない理由がある。「この人たちと付き合わせたい」「この層とは、距離を取りたい」これは建前じ...
思考の保管箱

ゴールドコースト教育観察記|第3話

医者家庭が私立高校を選ぶ「本当の理由」ゴールドコーストの私立高校には、医師・歯科医・専門職の家庭が多い。これを聞くと、よくこんな解釈をされる。「医者は学歴重視だから」「エリート思考だから」でも、実際は少し違う。彼らは「学歴」を見ていない医者...