2026-02

多様性

多様性オーストラリア|共存はする、融合はしない

① 人種は交わらない。それで社会は壊れていない多様性の国、オーストラリア。移民国家で、人種も宗教も文化もばらばら。外から見ると「多様性が進んだ理想の国」に見えるかもしれない。でも、実際に住んでみるとすぐに気づく。人種は、ほとんど交わらない。...
多様性

多様性があるフリ国家・日本|第9話

多様性が「努力」にすり替わる瞬間前提設定この話は、努力を否定する話じゃない。頑張る人を馬鹿にする話でもない。ただ、多様性という言葉がどこで努力論に変換されるのかその構造を観察する。日本は「努力」を美徳にする社会だ日本では、努力はとても評価さ...
幼少期

幼少期の話

――テレビのない家で育ったという前提私は昭和50年代生まれ。気づいたときから、家にテレビがなかった。貧乏だったわけじゃない。母ははっきり「教育方針」だと言っていた。当時の私は、その意味を理解していない。ただ一つ分かっていたのは、うちは他と違...
教育

勉強が不得意な子への声かけ|このシリーズで伝えたかったこと

この教育カテゴリーでは、「勉強が不得意な子」に何が起きているのかを私自身の経験を通して書いてきた。これは、勉強ができなかった過去の告白でも、教育論の正解探しでもない。努力しているのに、報われない子のそばにどう立つかその視点を整理するための記...
教育

勉強が不得意な子への声かけ|まとめ

努力しているのに結果が出ない子の、そばに立つということアルビーは、私とよく似た特性の子だ。努力している。手も動かしている。考えようともしている。でも、結果が出ない。この状況が、どれだけつらいか。私は、自分の経験があるから痛いほど分かる。「や...
教育

勉強が不得意な子への声かけ|第8話

あの体験が、私の選択にどう影響したか塾での出来事も、英語の「分かったふり」も、その瞬間だけを切り取ればただの嫌な経験で終わる。でも実際は、もっと長く、もっと静かに影響していた。私はいつの間にか、こういうものから距離を取るようになっていた。数...
教育

勉強が不得意な子への声かけ|第7話

「分かったふり」が、癖になるまで英語でも、私はよく分かったふりをしていた。本当は分かっていない。聞き取れていない。意味も曖昧。でも、分からないとは言わなかった。理由は単純だ。聞き返すのが怖かった。止めるのが怖かった。「また?」と思われるのが...
教育

勉強が不得意な子への声かけ|第6話

「質問できない大人」は、こうして作られるあの塾の一件のあと、私の中で一つの変化が起きた。分からないことを、人に聞かなくなった。正確に言うと、「聞いてはいけないもの」だとどこかで思うようになった。分からない。→ 手を挙げる。→ 晒される。→ ...
教育

勉強が不得意な子への声かけ|第5話

分からないことを自覚した子が、最初に壊される場所高校生になる頃には、状況はさらに悪化していた。分からない。ただそれだけ。どこが分からないのかも、もう分からない。でも一つだけ、はっきり自覚していたことがある。私は、分かっていない。だから私は、...
教育

勉強が不得意な子への声かけ|第4話

時代の前提が、親子のすれ違いを作っていた私が小学生だったのは昭和後期。中学生は平成初期。今のように多様性とか特性とか学び方の違いとかそういう言葉は、ほとんどなかった。「努力すればできる」「やれば結果は出る」それが、疑いようのない前提だった時...