2026-02

多様性

無宗教だから見えた、宗教が一番ややこしい理由(1話目)

私は無宗教だ。信仰もないし、改宗した経験もない。宗教行事に参加することもほぼない。だからこそ、多様性国家でいちばんややこしく見えたのが宗教だった。多様性という言葉は、人種・言語・食文化あたりまでは、わりと分かりやすい。違っても、並べれば成立...
多様性

「多様性教育」という幻想

① 混ざることは、ゴールじゃないオーストラリアは多様性の国だ。だから教育現場でも、「多様性を学ぶ」「違いを受け入れる」という言葉がよく使われる。それ自体は、悪いことじゃない。でも、長く子どもたちの学校生活を見てきて思う。「多様性教育」という...
多様性

多様性オーストラリア|共存はする、融合はしない

⑧ 多様性は理想じゃない。生存設計だ多様性という言葉には、どうしても綺麗なイメージがまとわりつく。理解し合う。認め合う。みんな仲良く。でも、オーストラリアで20年以上暮らして思うのは、この国の多様性は、そんな理想論ではないということだ。生き...
多様性

多様性オーストラリア|共存はする、融合はしない

⑦ それでも交わる人たちは、どんな人かここまで読んで、「じゃあ、絶対に交わらないのか?」そう思った人もいるかもしれない。答えは、NOだ。交わる人は、確かにいる。ただし、かなり条件が限られている。まず多いのが、スポーツが軸にある人。サッカー、...
多様性

多様性オーストラリア|共存はする、融合はしない

中間まとめ|なぜ「混ざらなくても」社会は回っているのかここまでの話を、一度まとめておく。オーストラリアは、多様性の国だ。でもそれは、「みんな仲良く融合する国」という意味ではない。人種は交わらない。中高生でさえ、生活圏では分かれていく。ワーホ...
多様性

多様性オーストラリア|共存はする、融合はしない

⑥ 都市部と地方は、ほぼ別の国オーストラリアの多様性を語るとき、一括りにしてしまうと、だいたい話がズレる。なぜなら、都市部と地方では前提がまったく違うからだ。まず、都市部。シドニー、メルボルン、ブリスベン。ここは、多様性というより競争社会だ...
多様性

多様性オーストラリア|共存はする、融合はしない

⑤ 差別はある。でも制度にはしない先に正直に書いておく。オーストラリアに差別はある。人種。アクセント。名前。見た目。個人レベルの偏見は、普通に存在する。「多様性の国だから差別はない」それは完全に幻想だ。ただ、日本と決定的に違うのはここだ。差...
多様性

多様性オーストラリア|共存はする、融合はしない

④ 大学は完全に別次元オーストラリアの大学は、多国籍だ。キャンパスを歩けば、英語以外の言語が当たり前に飛び交っている。見た目だけなら、多様性の完成形に見える。でも、ここでもやっぱり現実は違う。大学は、完全に別次元だ。まず前提として、大学は「...
ワーホリ

多様性オーストラリア|共存はする、融合はしない

③ ワーホリ・留学生が「現地に溶け込めない」理由オーストラリアに来るワーホリや留学生の多くが、「現地の人と関わりたい」「ローカルの友達を作りたい」そう思って来る。その気持ちは、すごく自然だと思う。でも、正直に言う。かなり無理ゲーだ。これは、...
多様性

多様性オーストラリア|共存はする、融合はしない

② 中高生は混ざって見えるだけオーストラリアの学校を見ると、「大人より子どもの方が人種を超えて仲良くしている」そう感じる人は多いと思う。実際、中高生は混ざって“見える”。同じ制服を着て、同じ教室で授業を受け、同じ校庭でスポーツをする。学校と...