2026-02

⑧ 社会・制度の前提

第4話|55歳という年齢の残酷さ

──守られない年齢に入った瞬間55歳。この数字は、日本社会では「まだ働ける年齢」でもあり、「もう育てない年齢」でもある。この矛盾が、一番残酷だ。日本の制度は、55歳を想定していない55歳は、年金には早すぎる生活保護は「最後の手段」扱い就労支...
⑧ 社会・制度の前提

第3話|大学院卒が、なぜ武器にならなかったのか

──学歴が腐る国の話大学院卒。本来なら「高度人材」「専門職」「知的エリート」と扱われるはずの肩書きだ。それなのに、55歳・非正規・年収200万。なぜ、学歴は助けにならなかったのか。日本の学歴は「タイミング依存型」日本で学歴が効くのは、ほぼ新...
⑧ 社会・制度の前提

第2話|なぜ、ここまで落ちるのか

──努力不足では説明できない構造年収200万、55歳、非正規。この状況を見ると、多くの人は無意識にこう考える。「どこかで選択を間違えたんじゃないか」「努力が足りなかったんじゃないか」でも、実際はもっと単純で、個人の問題として処理できない構造...
⑧ 社会・制度の前提

第1話|年収200万という現実

55歳、日本人男性。独身。大学院卒。非正規雇用が長く、解雇を繰り返し、今は日給8,000円のアルバイト。年収は、200万円。ニュースでこの数字を見た瞬間、言葉が出なかった。「やばい」とか「きつい」とかそういう感想ですら、軽く感じた。年収20...
⑧ 社会・制度の前提

日本人の知らない物批判

日本でよく見かける批判には、ある共通点がある。それは──相手をよく知らないということ。「それ大丈夫なの?」「普通じゃないよね」「聞いたことない」「将来どうするの?」これらは一見、心配や助言のように聞こえる。でも実際は、評価でも忠告でもない。...
AYA取り扱い説明書(可動式OS編)

AYA取り扱い説明書|まとめ

このシリーズは、自分を肯定するために書いたわけでも、誰かを説得するために書いたわけでもない。ただの仕様書。25歳まで日本で普通に楽しく生きて、26歳で外に出て、比較対象を持ってしまい、脳出血を経て、内側のブレーキが外れた。その結果、「こうい...
AYA取り扱い説明書(可動式OS編)

AYA取り扱い説明書|最終話

― 正しい取り扱い方法 ―ここまで読んでくれた人は、もう気づいていると思う。AYAは問題児でもない反抗型でもない日本否定派でもないただ、仕様が特殊なだけ。なので最後に、正しい取り扱い方法をまとめておく。AYAの基本仕様どこでもすぐ馴染むでも...
AYA取り扱い説明書(可動式OS編)

AYA取り扱い説明書|第7話

― 外見は老いる、内側は自由 ―脳出血後、内側はどんどん自由になっていった。一方で、外見はちゃんと老いていく。白髪も出る。体力も落ちる。無理もきかない。そこは現実。で、私は考えた。白髪、どうする?隠す?若作りする?……いや、寄せていこう。結...
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AYA取り扱い説明書|第6話

― 脳出血後、狂った才能が解禁された ―脳出血を経験してから、「失ったものは何か?」とよく聞かれる。正直に言うと、分かりやすく失ったものもある。体力は落ちたし、無理はきかないし、以前と同じスピードでは動けない。でも同時に、はっきり外れたもの...
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AYA取り扱い説明書|第5話

― 「どうでもいい枠」に入りがち ―昔から不思議だった。なぜか私は、「正しいかどうか」より「本物かどうか」に反応する。世間的に評価が高い無難ちゃんとしているこういうものには、あまりゾクゾクしない。逆に、日本基準だとちょっとアウト説明不足分か...