―― 神を持たない母から
君はこれから、
宗教を持つ人にも出会う。
本気で神を信じている人。
毎日祈る人。
聖書や経典を人生の中心に置く人。
君はどう思うだろう。
変だと思うかもしれない。
強いと思うかもしれない。
どちらでもいい。
でも一つだけ覚えていてほしい。
宗教はバカの話ではない。
思考の前提の話だ。
母さんは神を持たない。
2か月意識を失った。
生存率は2.3%だった。
でも何も見なかった。
光も、神も、声もなかった。
だから母さんは今、
死=終了
と仮置きして生きている。
死後はコントロール外。
考えても変わらない。
だから今に集中する。
でもね、
神を持つ人を否定しない。
祈る気持ちは分かる。
2.3%の数字の前に立ったら、
人は何かにすがりたくなる。
それは弱さじゃない。
人間の構造だ。
君に渡したいのは、
信仰ではない。
宗教リテラシーだ。
・前提が違うと議論は噛み合わない
・死生観が制度を作る
・空気も一種の宗教になり得る
これを知っているだけで、
世界の見え方は変わる。
君は、
神を持ってもいい。
持たなくてもいい。
でも、
無自覚で生きるな。
自分の前提を理解して選べ。
母さんは、
死は終了だと思っている。
だから今を設計する。
君がどう考えるかは、
君が決めていい。
それが自由だ。
このシリーズは、思考の前提と宗教のカテゴリーにまとめてあります。


コメント