──学歴が腐る国の話
大学院卒。
本来なら「高度人材」「専門職」「知的エリート」と
扱われるはずの肩書きだ。
それなのに、
55歳・非正規・年収200万。
なぜ、学歴は助けにならなかったのか。
日本の学歴は「タイミング依存型」
日本で学歴が効くのは、
ほぼ新卒〜30代前半まで。
- 新卒カード
- 初期配属
- 企業内育成
このフェーズを外れると、
学歴は急速に力を失う。
40代以降になると、
企業が見るのはこれだけ。
- 何をやってきたか
- 今すぐ何ができるか
- どれだけ安く使えるか
学歴は、
説明資料にすらならない。
大学院卒は「扱いにくい」と見られやすい
現場側の本音は、だいたいこれ。
- 頭は良さそう
- でも現場慣れしてなさそう
- プライド高そう
- 指示通り動かなさそう
特に非正規・アルバイト市場では、
高学歴はリスク要因として見られる。
能力ではなく、
「面倒くささ」で敬遠される。
専門が“市場と接続していなかった”可能性
大学院で積んだ知が、
- 研究職向け
- 学術寄り
- 実務と断絶していた
この場合、
企業はこう判断する。
今さら教育する意味がない
日本は
専門を社会に再接続する仕組みが極端に弱い。
一度外れた知は、
戻る場所がない。
学歴は「保険」ではなかった
多くの人が、
こう信じてきた。
- 学歴があれば潰れない
- 最悪でも仕事はある
- 知的労働は年齢に左右されない
でも実際は違った。
日本の学歴は、
会社に所属している間だけ有効な通行証。
会社を失った瞬間、
効力も一緒に消える。
一番残酷なのはここ
この人は、
「間違った努力」をしていたわけじゃない。
むしろ、
社会が正解だと言っていた道を
真面目に歩いてきただけだ。
それなのに、
- 学歴は守ってくれず
- 専門は換金できず
- 年齢で弾かれる
結果だけが、
55歳で一気に露出した。
第1話で見たのは「数字」。
第2話で見たのは「構造」。
第3話で見えたのは、
学歴という前提の崩壊。
次は、
この全てにトドメを刺す要素。
「55歳」という年齢そのものについて書く。
(つづく)
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