神を持たない私の宗教ノート

第3話|信仰は支えか、それとも暴走か

あの10年を思い返す。

信仰は確かに彼女を支えていた。

でも同時に、
私はずっと違和感も抱えていた。

「神が望んでいる」
「これは試練」
「最後まで自宅で看取るのが正しい」

その言葉は、
彼女を強くもした。

でも、
彼女を縛ってもいた。

限界を超えているのに、やめない。
壊れかけているのに、委ねる。

信仰があるから耐えられるのか。
信仰があるからやめられないのか。

外から見ていた私は、
その境界が分からなかった。

私は宗教心がない。

だから、

「施設に入れる選択肢もある」
「自分が壊れる前にやめてもいい」

と考える。

でも彼女は違った。

神との契約のように、
介護を背負っていた。

ここで初めて思った。

宗教は、
人を救う。

でも、
人を縛ることもある。

どちらも本当。

だからこそ、
知らずに語るのは危険だと思った。

信仰を持たない私は、
信仰を持つ人を簡単に理解した気になってはいけない。

でも同時に、
信仰があるからすべて正しいとも思わない。

この揺れ。

これが、
私が宗教を学び直そうと思った理由。

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