70代 最終段階シリーズ|5話目

何を残し、何を下ろすかは「感情」じゃなく「順番」

最終段階の話になると、
だいたい感情が先に出る。

・まだ早い
・縁起でもない
・考えたくない

でも実務は、
感情でやると必ず詰まる。

最終段階で必要なのは、
気持ちの整理じゃない。

順番の整理だ。


一番やってはいけないのは「一気にやること」

よくある失敗はこれ。

・全部まとめて決めようとする
・一気に手放そうとする
・一度で終わらせようとする

これ、
判断力が一番削られるやり方。

最終段階は、
分解して、順番を決める


残すものは「使うもの」じゃない

最終段階で残すべきものは、
思い出でも、価値でもない。

判断が必要なもの

・お金
・権限
・決定権
・最終判断の条件

これが残っていないと、
周りが困る。


先に下ろすべきものがある

順番として、
一番先に下ろすのはこれ。

自分がいなくても回るもの。

・日常の細かい判断
・ルーティンの管理
・説明が必要な作業

これを
元気なうちに
他人に渡す。

「任せる練習」だ。


感情が絡むものは、後回しでいい

・思い出の品
・写真
・手紙
・気持ちの整理

これらは、
最後でいい。

むしろ、
判断力が落ちてから
無理にやらない方がいい。

感情は、
順番を間違えると
設計を壊す。


順番はこう考える

最終段階の基本順は、これ。

  1. 判断が必要なものを特定する
  2. 判断を誰に渡すか決める
  3. いつ渡すか区切る
  4. それまで触らないと明記する
  5. 感情の整理は最後

これだけ。


「全部決めない勇気」も必要

誤解しないでほしい。

最終段階は、
全部を細かく決め切る話じゃない。

・決める範囲
・決めない範囲

この線を引く話。

決めないことを
意図的に残すのも、
立派な設計。


最後に

最終段階で一番怖いのは、
死ぬことじゃない。

順番が決まっていないこと。

順番さえ決まっていれば、
人は迷わない。

迷わなければ、
揉めない。

最終段階は、
感情を片づける時間じゃない。

判断を静かに引き渡す時間だ。


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