後編 じゃあ今、私は何をやろうとしているのか

2008年の永住ビザ取得は、
「オーストラリアに住むため」の手続きだった。

でも今、私が向き合っているのは、
国やビザじゃない。生き方そのものだ。


今は「制度を取る」より難しい時代

今の永住ビザは、確かに昔より難しい。

でも、それ以上に難しくなっているのはこれ。

  • 何を信じていいか分からない
  • 情報は多いのに決められない
  • 安全策ばかり探して動けない

制度より、人のほうが迷っている。


2008年の私と、今の私の共通点

正解は分からない。
不安はある。
でも、止まりたくはない。

違うのは一つだけ。

今の私は、一度人生を通している。


永住ビザで得た本当のもの

永住権そのものは、時間が経てば「当たり前」になる。

でも、あの時の経験は今も残っている。

  • 分からなくても前に出る
  • 自分で調べて、自分で決める
  • 誰かに人生を丸投げしない

これは、
仕事にも、子育てにも、人生にも、
そのまま使える力だった。


今、私がやろうとしていること

私は「制度を教える人」になりたいわけじゃない。

やりたいのは、

現実をちゃんと見て、立て直す力を一緒に育てること。

お金
生活
働き方
将来設計

どれも、一発逆転じゃない。
仕組みと判断の積み重ね。

2008年の私は、永住ビザという制度を相手にそれをやった。
今は、人生全体を相手に、同じことをやっている。


「昔はよかった」で終わらせない

よく言われる。

昔はよかったよね

でも私は、それを言いたくて書いているわけじゃない。

言いたいのはこれだけ。

時代が変わっても、使える力はある。

  • 情報を鵜呑みにしない
  • 自分の状況を把握する
  • 今の自分で取れる一手を選ぶ

これは、今のほうが、むしろ価値が高い。


最後に

2008年、私は無謀だった。

でもその無謀さは、
「自分の人生に責任を持つ」という一点では、
とてもまっとうだった。

今は、あの時よりずっと現実が見えている。

だからこそ、

もう一度、ちゃんと選び直せる。

永住ビザの話は、人生の一部にすぎない。
でもそこには、今にもつながる生き方の型があった。

この文章が、
誰かがもう一度、自分の人生を引き受ける
きっかけになれば、それで十分だ。

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