家庭内設計シリーズ|第2話

iPadでもできたのに、なぜ私はラップトップを買ったのか

正直に言う。

iPadでもできた。
ブログを書くのに、性能的な問題は一切ない。

それでも私は、
ラップトップを選んだ。

理由は、
効率でも、機能でも、憧れでもない。


携帯で始めたら、キレられた

最初は携帯だった。

文章を書いていた。
調べ物もしていた。
ちゃんと「作業」をしていた。

でも、家庭内ではこう見える。

・また携帯見てる
・ずっと触ってる
・遊んでる
・話しかけてもいい存在

結果、キレられる。

「携帯ばっかり」
「聞いてる?」
「いつまで見てるの?」

説明した。

「今、書いてる」
「仕事みたいなもの」
「あとで話そう」

でも――
説明しても理解されない。

これは、
気持ちの問題じゃない。
思いやりの問題でもない。

記号の問題だった。


家庭内には「仕事の記号」がある

携帯は、
家庭内で「仕事の記号」を持っていない。

どれだけ集中していても、
どれだけ真剣でも、
見た目が暇そう

一方、ラップトップは違う。

・画面が立っている
・両手が塞がる
・机に向かっている
・邪魔すると悪者になる

内容は関係ない。
成果も関係ない。

姿勢だけで、立場が変わる。

ここで私は理解した。

これは
・説得の問題じゃない
・話し合いでもない
・歩み寄りでも解決しない

構造の問題。


選択肢は、もう一つしかなかった

その時点で、
私に残された選択肢は一つだけだった。

ラップトップ。

見せつけたいわけでもない。
マウントを取りたいわけでもない。

家庭を回すための設計変更。

言葉で殴り合うより、
道具で役割を固定した方が早い。

これは
負けでも
妥協でも
屈服でもない。

合理。


そして、これは「いい買い物」だった

今だからはっきり言える。

これは、まじでいい買い物だった。

なぜなら
・衝動買いじゃない
・感情の逃げ道でもない
・家庭内バトルの延長でもない

設計の結果として、迷わず買えたから。

家計をきちんと整えていたから、
金額で迷わなかった。

・今これは必要か
・生活を壊さないか
・後悔しないか

全部、
感情じゃなく数字で確認できていた。

だから
「欲しいから買った」じゃなく
「必要だから買った」で終わった。


家庭内設計と家計設計は、同じ話

家計がぐちゃぐちゃだったら、
この判断はできなかったと思う。

・本当に必要?
・今じゃなくない?

こういう迷いが、
頭の中を占領していたはず。

家庭内設計と家計設計は、
実は同じ構造をしている。

・曖昧だと揉める
・決まってると静か
・正しさより初期決定
・感情より構造


ラップトップは「恒久装置」だった

ラップトップは、
一時的な代用品じゃない。

私の仕事を説明するための道具でもない。

説明しなくても通る状態を作るための装置だった。

家庭内で
「それは仕事なの?」
「まだ携帯見てるの?」
と聞かれないための、
前提を固定するための設計装置。

だからこれは、
成長したら要らなくなる話じゃない。

文化の違う共同体で生きるためのインターフェースだった。


夫婦の問題は、
理解不足じゃない。

前提の不一致。

そして前提は、
話し合いじゃなく
環境でしか揃わないことが多い。


次回は、
「稼いでいる人」と
「自由を持っている人」は
家庭内で同じ立場じゃない、という話。

金額じゃない。
拘束されているのは誰かの話。

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#家計設計
#恒久装置

この話、ここで終わりじゃない。
同じ文脈はカテゴリ 設計 に全部置いてます。

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