完成形を目指す家計が、一番壊れやすい理由

多くの家計は、
無意識にこれを目指している。

・安定した収入
・役割分担が明確
・話し合いができる
・将来設計が共有されている

いわゆる
「完成した家計」

でも皮肉なことに、
一番壊れやすいのは
この完成形を目指している家計だ。


家計は前提が動き続ける

まず、大前提。

家計は
静止しない。

・体調が変わる
・年齢が変わる
・収入構造が変わる
・子どもが成長する
・制度が変わる

前提が動くのに、
完成形を固定しようとする。

ここに
無理が生まれる。


完成形を目指すと起きること

完成形を基準にすると、
ズレが「失敗」になる。

・予定通り働けない
・話し合いが噛み合わない
・計画が崩れる

そのたびに、

「ちゃんとできてない」
「まだ足りない」
「もっと頑張らないと」

自分か相手を
責め始める。


壊れる原因は、出来事じゃない

家計が壊れる時、
原因はよく
収入減やトラブルだと思われがち。

でも違う。

壊れるのは、修正できない構造。

完成形を前提にすると、

・想定外が「例外」になる
・止まることが「失敗」になる
・戻ることが「後退」になる

結果、
無理を重ねる。


更新前提の家計は壊れにくい

一方で、
完成を目指さない家計はこう考える。

・ズレる前提
・止まる前提
・壊れる前提

だから、

・余白を残す
・役割を固定しない
・判断を分ける
・いつでも直す

更新が前提。


正解を決めないという設計

完成形を持たない家計は、
正解を一つに決めない。

・今はこれ
・ダメなら変える
・合わなくなったら外す

それだけ。

柔軟というより、
現実的


家計は「作品」じゃない

完成形を目指す家計は、
家計を作品にしてしまう。

でも家計は、

・暮らしを回す道具
・生き延びるための構造

評価されるものでも
誇るものでもない。

使えなくなったら、直すだけ。


この話の結論

・完成形を目指すと壊れやすい
・前提が動くから、完成しない
・壊れない家計は更新中

家計設計は
ゴールじゃない。

メンテナンス前提の運用。


※この話は
「家庭内設計」カテゴリ
にまとめています。

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