夜中3時。
強風。
男が怒鳴りながら、
我がボートの横を流れていった。
風の音か、
本気の叫びか、
一瞬判断がつかない。
30分後。
Jettyに警察官が3人。
トーチであちこちを照らしている。
おそらく——
薬物中毒者がボートを盗もうとして
エンジンがかからずパニック。
あくまで憶測。
でも、このエリアでは
「あり得る話」だ。
海の上はロマンだけじゃない。
誰でも近づける。
誰でも触れられる。
境界線は水だけ。
住宅街の「塀」はない。
自由は、
開かれていることと同義だ。
ゴールドコーストでのボート生活は
最高に気持ちいい。
朝は光が水面で跳ねる。
波の音で目が覚める。
でも夜は別世界。
強風。
盗難。
ドラッグ。
警察。
全部、セット。
怖いか?
違う。
私は「知った上で選んでいる」。
これが海の上の生活の現実。
それでも住んでいる理由は一つ。
自由の方が勝つからだ。
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