多様性があるフリ国家・日本|第5.5話

芋の働き方は、なぜ目立たないのか

前提設定

この話は、
真似しろという話じゃない。

成功例でも
理想論でもない。

ただ、
ほとんど見かけない働き方を
実際に続けている人がいる

という観測の記録だ。


芋の働き方

芋は、
日本でも
オーストラリアでも、
ほぼ同じ働き方をしてきた。

・好きな時に
・好きなだけ
・好きな人と
・不定期で

仕事は
常にプロジェクト単位。

継続前提でも
昇進前提でもない。

必要な時に呼ばれ、
終われば離れる。


この働き方の人に、ほぼ会ったことがない

正直に言う。

この働き方を
長期で続けている人に、
私はほとんど会ったことがない。

日本でも、
オーストラリアでも。

理由は簡単だ。

この働き方は、
借金と相性が最悪だから。


借金がない、という前提

芋の自由は、
性格や才能の話じゃない。

前提が違う。

借金がない

これだけで、
選択肢は一気に変わる。

・毎月固定で稼ぐ必要がない
・嫌な案件を断れる
・無理な継続をしなくていい

働き方の自由は、
意思の強さじゃなく
前提の設計で決まる。


日本では、目立ちすぎる

日本でこの働き方をすると、
かなり目立つ。

・不安定
・計画性がない
・将来どうするの?

そう言われやすい。

なぜなら、
日本の働き方は
「継続・固定・安定」が
前提だから。


オーストラリアでは、目立たない

一方、
オーストラリアでは
そこまで目立たない。

理由はこれだ。

・契約
・カジュアル
・短期
・プロジェクト

こういう働き方が
制度上、最初から存在する。

だから
特殊だけど異常じゃない
という位置に収まる。


でも、多数派ではない

ここが大事なところ。

オーストラリアでも、
この働き方は
多数派じゃない。

安定志向の人は
普通にフルタイムを選ぶ。

ただ、
「そういう人もいるよね」
で済まされる。


芋の働き方が成立する理由

芋の働き方が成立している理由は、
才能でも運でもない。

・借金がない
・生活コストが低い
・稼ぐ時期と休む時期を分けている

つまり、
生活設計が先

働き方は
その結果にすぎない。


見えてきたこと

ここで、
はっきりする。

多様性がある国でも、
前提から外れた働き方は少数派

ただし、
扱いが違う。

日本
→ 目立つ・説明が必要・不安視される

オーストラリア
→ 特殊だけど放置される


最後に

芋の働き方は、
自由に見える。

でもその自由は、
偶然でも
才能でもない。

借金を持たない
という前提を
長年選び続けた結果だ。

働き方の多様性とは、
職種の話じゃない。

どんな働き方でも
生活が成立する前提があるかどうか。

そこが設計されていない限り、
多様性は
一部の人だけのものになる。

——
次は、
「家族の多様性は、なぜ制度の外に置かれるのか」
に進む。


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