第5話|住宅は資産か?負債か?
この問いは危険だ。
なぜなら、
感情が先に動くから。
「家は資産に決まってるでしょ。」
ほんとか?
住む家はキャッシュを生まない
まず事実。
自分が住む家は、
- 家賃を生まない
- 配当も出ない
- 現金収入はゼロ
むしろ、
- 固定資産税
- 保険
- 修繕費
- 金利
キャッシュは出ていく。
この構造だけ見れば、
キャッシュフロー上は負債。
でもオーストラリアは上がってきた

4
現実として、
シドニーもメルボルンも
クイーンズランドも
長期的には価格上昇してきた。
だからこう言われる。
「ほら、資産でしょ?」
キャピタルゲイン神話の落とし穴
確かに値上がりはある。
だが考えてほしい。
- 売らないと利益は確定しない
- 売ると次の家も高い
- 取引コストが高い(印紙税など)
- 金利負担を差し引く必要がある
さらに。
上がる前提でMAX借入。
これが一番危険。
住宅の“本当の価値”
ここで視点を変える。
住宅の価値は
- 安定
- 居場所
- コントロール感
- 子どもの学区
- 心理的安全
これは数字では測れない。
だから単純に
「資産 or 負債」
で切ると本質を外す。
問題は“神話で借りる”こと
危険なのはこれ。
「豪州は必ず上がるから大丈夫」
未来は保証されていない。
金利も経済も人口も政策も、
全部変わる。
住宅は資産になり得る。
だが、
神話を前提に設計すると破綻する。
鬼の整理
住宅は
✔ キャッシュフロー上は負債
✔ 心理的には安心装置
✔ 市場次第で資産にもなる
つまり、
状態依存の存在。
だからこそ、
借入額と余白設計が全て。
家は悪じゃない。
でも、
「上がるからOK」
この思考停止が一番怖い。


コメント