ティーンの居場所は、固定しない方がいい 3

③ 友達が固定される怖さ

ティーン期の人間関係で、
実は一番リスクが高いのは何か。

それは、
友達関係が固定されすぎることだ。

小学生までは、
友達が少なくても問題になりにくい。
入れ替わりも自然に起きる。

でも中高生になると、
友達グループが「所属」になる。

どのグループにいるか。
誰とランチを食べるか。
休み時間を誰と過ごすか。

ここが固定されると、
そのグループが世界のすべてになる。

一見すると、
仲の良い友達がいて安定しているように見える。
でも実は、かなり脆い。

なぜなら、
人間関係は必ず変わるからだ。

価値観が変わる。
興味がずれる。
進路が分かれる。
一人がグループを抜ける。

その瞬間、
居場所が一気に崩れることがある。

特に怖いのは、
「ここしかない」と思い込んでいる状態。

友達関係がうまくいかなくなった時、
逃げ場がなくなる。

学校に行きづらくなる。
自分の価値を疑い始める。
人間関係=人生だと思ってしまう。

でも本来、
友達は固定するものじゃない。

増えていい。
減っていい。
離れていい。

今日はこの人。
今月はこのグループ。
来年は別の場所。

それでいい。

大人になれば分かる。
一生付き合う友達なんて、ほんの一部だ。

それなのにティーンだけ、
「今の友達関係を完成させなければいけない」
ような圧にさらされる。

これもまた、
大人が作ってしまう前提だ。

「友達は大事」
「人脈は財産」
「学生時代の友達は一生もの」

全部、半分は嘘だ。

大事なのは、
友達を持つ力じゃない。
友達が変わっても壊れない力だ。

固定しすぎない。
依存しすぎない。
一つの関係に全振りしない。

それだけで、
ティーンの人間関係はずっと安全になる。

もし今、
友達が少ない子がいたら、
それは問題じゃない。

分散しているだけかもしれない。
まだ決めていないだけかもしれない。

居場所を、
人に一本化しない。

それが、
多様性社会で生きるティーンの
一番強い生存戦略だと思っている。

次は、
進路は一つに決めなくていい。
その話を書く。


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