失敗経験が少ない、という最大の弱点
20代で動けなくなる“いい子”に、
もう一つはっきりした特徴がある。
それは、
失敗経験が極端に少ないことだ。
ここで言う失敗は、
大事故や致命傷の話じゃない。
・選んだけど合わなかった
・やってみたけどダメだった
・一度決めたものを撤回した
・遠回りした
こういう、
軽い失敗のことだ。
“いい子”は、
この軽い失敗を
ほとんど経験しないまま育つ。
なぜか。
親や学校が、
良かれと思って
先回りしてきたからだ。
危なそうな道は避けさせる。
無難な選択を勧める。
失敗しそうな芽を、早めに摘む。
その結果、
失敗は起きない。
でも同時に、
失敗しても立て直せる、
という感覚も育たない。
失敗=致命傷。
一度外れたら終わり。
評価が下がる。
取り返しがつかない。
そう思い込んだまま、
20代に入る。
ここで初めて、
社会はこう言ってくる。
「やってみないと分からないよ」
「一回失敗しても大丈夫」
「試行錯誤が大事だよ」
でも、
その言葉を
身体で理解していない。
頭では分かっていても、
感覚がついてこない。
だから動けない。
一歩踏み出すことが、
人生を賭ける行為に感じてしまう。
本当は、
20代の失敗なんて
ほとんどが修正可能だ。
仕事を変えてもいい。
進路を変えてもいい。
立ち止まってもいい。
でも、
失敗耐性がない人ほど、
その「余白」を信じられない。
面白いことに、
早めに失敗してきた子ほど、
20代でよく動く。
なぜなら、
もう知っているからだ。
失敗しても、
人生は終わらない。
やり直せる。
評価は回復する。
この実感があるだけで、
行動のハードルは一気に下がる。
“いい子”が弱いのは、
能力じゃない。
失敗を許されてこなかったことだ。
そしてそれは、
本人の責任じゃない。
環境の設計の問題だ。
次は、
それでも20代から立て直せる理由
その話を書く。
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