第2話|制度がある国で、なぜ人は詰むのか

日本の貧困は、なぜ見えないのか

日本の貧困は、路上にあまり出てこない。
テントも少ない。
だから「そこまで深刻じゃない」と思われやすい。

でも実態は違う。
見えない場所で、止まっている。


日本の福祉は「最後のセーフティネット」だ。
生活保護がある。
住居支援もある。

ただし、前提がある。

「まず家族を頼ること」

これは感情論じゃない。
制度設計そのものだ。


役所が見るのはこういう条件だ。

  • 働けるか
  • 家族はいるか
  • 扶養できる人はいないか

ここで
「家族がいる」=まだ詰んでいない
という判定が入る。


問題はここ。

家族が

  • 壊れている
  • 機能していない
  • 頼ると危険

この現実は、
制度上ほとんど考慮されない。

証明が難しいからだ。


結果、どうなるか。

  • 制度には入れない
  • 仕事は安定しない
  • 子どもがいるから動けない

でも
「完全に壊れている」とは見なされない。

この状態が、
いちばん長く、いちばん静かに続く。


日本の貧困が見えにくい理由は単純だ。

人が消えるから。

  • 誰にも迷惑をかけない
  • 声を上げない
  • 生活を縮めて耐える

そして限界までいって、
ようやく「自己責任」に分類される。


日本は、
人を突き放す国ではない。

ただ、
人生を止めたまま生かす国だ。

それが優しさなのかどうかは、
ここでは判断しない。


次は、オーストラリアの話をする。
助けるが、長くは支えない国の構造。

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